鉄欠乏性貧血 重症度 症状 治療法

鉄欠乏性貧血の重症度別の症状と治療法

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貧血とは血液中の赤血球数やヘモグロビン濃度が低下した状態を言います。
特に鉄欠乏性貧血は体内の鉄が不足し、鉄を材料とするヘモグロビンの合成が障害され、結果としてヘモグロビン濃度が低下することによって起こる病態です。
鉄欠乏性貧血は若い女性に多く、月経による定期的な出血や食生活の乱れ、過度なダイエットなどによって引き起こされると言われています。
鉄欠乏性貧血は明確な重症度別の分類はありませんが、貧血の機序を考えると重症度合いを把握することが出来ます。
体内の鉄は毎日食事から摂取する鉄、毎日失われる鉄分、組織中の貯蔵鉄、赤血球の中の鉄分に分けられ、体内を循環しています。
毎日摂取および喪失する鉄は血清鉄の濃度を保つことによって恒常性が保たれています。
では、鉄が不足するとどうなるのでしょうか。
最初の段階として組織中の貯蔵鉄の減少が起こります。
ヘモグロビン濃度や血清鉄は変化しませんが、フェリチンの低下が見られます。

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さらに貧血が進行すると、ヘモグロビン濃度、血清鉄の低下が起こります。
一般的には貧血の指標としてヘモグロビン濃度を用いる事が多く、10g/dl未満で貧血と診断されます。
貧血は進行するほど、鉄の補給が必要となるため、治療に時間を要します。
出来るだけ初期の段階で治療を開始することが必要となります。
貧血が起こると、体内の組織への酸素の運搬が低下することによって、それを補うために心臓や肺が代償的に働きます。
そのため、息切れや動機、疲労感などが主な症状として起こります。
他にも爪が割れやすくなったり、肌が乾燥しやすくなることもあります。
このような症状が表れれば、鉄欠乏性貧血の可能性が高いので、出来るだけ初期の段階で治療を開始します。
治療法としては鉄の補給と鉄欠乏の原因を取り除くことです。
鉄の補給は鉄剤の内服、内服が難しい場合は注射で補給します。
内服する量や期間は血液検査のヘモグロビン濃度やフェリチン値をみながら調整します。
もし出血など鉄欠乏の原因がある場合は、その治療も並行して行います。
食事から鉄補給を心がけるなど食生活の改善も貧血の治療法としては有効です。
貧血は進行すれば重篤な症状が起こることもあります。
貧血が疑われる場合はかかりつけ医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

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